スガタマログ

息子と旦那とじゃがいもとビールをこよなく愛する私の誰得日記

出産物語 和痛分娩編

前回の続き。
破水から始まっていよいよLDRに入り、
旦那が慌ただしく入院手続きやら何やらを済ましてくれていた。


看護婦さんが入れ替わり立ち替り、子宮の開き具合を確認しに来てくれる。
破水直後の内診ですでに4cm開いていた子宮口、
その後も少しずつ少しずつ、数時間かけて開いていくようだった。


しかし・・・・
陣痛はまだかね?^^;


数cm開いてるって相当痛いって覚悟してたんだが・・・
いやまだこれから、これから来るんだわきっとすごいのが。
今の余裕っぷりなんてきっと笑っちゃうくらい痛いのが。


そうこうしてるうちに7cmまで開いてきてしまった。
この時点で感じる痛みといえば、重ための生理痛、という感じ。



話は変わって
じつは私は遺伝で甲状腺機能低下症(橋本病)がもともとあり、
成育の甲状腺担当医にも
「産後はある程度覚悟しておいてくださいね、諸々の症状が出てくるので」
と言われていた。


ただでさえ全ての力を出し切って挑む出産。
そこに加えて橋本病の症状がズドンと出てきたら・・・
旦那も激務だし・・・里帰りはしたくないし・・・一人で大丈夫なのか???
そんな懸念もあって産後少しでもマシな状態で育児に臨めるなら、と
予め無痛分娩(正確には和痛分娩だった)も視野に入れて考えていた。


成育のすごいところは、24時間、
その場その時になるまで無痛にするか通常通り出産するか選べるところだ。
大抵は事前に計画出産として出産予定日を決め、
陣痛促進剤を使用してその日に産む・・・という流れになる。
なので予定日より早く産気づいた場合なんかは、
無痛分娩を希望していても結局普通に産むことに。。。ということも多々ある。


前置きが長くなったがここへきてこの陣痛?の感じ。
これもしかしたら麻酔しないで産む方向でいけるんじゃないか?
もしかしたら自分で思ってたより身体がタフで、
産後の余力とか心配しなくてもいけるんじゃないか??
麻酔代でなんか違う物でも買ってもらったらいいんじゃないか?w と、
むくむくと自然分娩への興味が湧いてきた。


しかしそこは旦那、冷静だった。
今は今、産後は産後。
いざ産んでみてやっぱり身体しんどい!無理!となっても、
仕事で抜けたりましてや休んだりできない時に、
俺の方が「あの時無痛を勧めていれば・・・!」と後悔するかもしれない と。
まーそうだよな。実家は頼りたくない。


ということで子宮口7cmのこの段階で、無痛分娩を希望した。
麻酔医のちょっとくたびれた西島英俊みたいな?先生登場。
あの背中を丸めて向こう向いてくださーい、からの緊張感はんぱないね!


大丈夫大丈夫大丈夫ここは大病院大丈夫大丈夫・・・
と呪文のように唱えてお任せした。
背中がひやっとする。ぺたぺた何か塗ってる。
カテーテルを入れるための麻酔しますねーと。
背中がチクリ、ブスリと言った。

全然痛くない。
痛くはないけど、少し冷たい感じの棒みたいなものが、
ゴゴゴゴゴと入っていく感触?気のせい?みたいな・・・


すーーーーーーーーーげーーーーーーー嫌な汗かいたよね。
お医者さんを信用してないからとかではなく。
「うおおおおおおお」って思ってる間に終わってました。


この時はただただ
「麻酔が効きすぎませんように、赤ちゃんが息がしやすく楽に出てこれますように」
ってずっと祈るような感じだった。


この時深夜2時頃。
せっかくのLDR、ようは個室なので、
看護婦さんに許可をもらって旦那は窓際のベンチで仮眠をとるのであった。
私はというと・・・


寝 れ ね ー !
緊張して全然寝れねーーー!!




つづく!

×

非ログインユーザーとして返信する